2026年01月19日
栂にくるまれた杉
森の中で出会った印象的な木。
杉の幹が、栂(つが)にくるまれていました。
まるで抱きしめるように、静かに寄り添って。
杉はすでに枯れていました。
それでも、倒れることなく、
栂に包まれながら、そこに立ち続けていました。
いつから、こんなふうになったのでしょう。
どちらが先にここに立ち、
どんな時間を一緒に過ごしてきたのでしょうか。
ただ同じ森の時間を生きてきたような姿。
枯れてなお、ひとりではなく、
誰かに包まれている杉の姿が、
とても静かで、やさしく見えました。
森には、いろんな物語が、
そっと立ち続けています。
2026年01月18日
森の中に響く鳥の声
きのうの森歩きで出会った風景たち。
一度ではとても丁寧に紹介しきれず、引き続き。
森の中では、あちこちから鳥の鳴き声が聞こえてきました。
この映像に写っているのは、ヒガラかな。
可愛らしい声で鳴きながら、せっせと食事をしていました。
遠くから聞こえてくる鳴き声。
近くまで来てくれても、葉っぱの向こうで気配だけが動いていて、
なかなかその姿は見せてくれません。
それでも、確かに「ここにいるよ」と伝えてくる声。
こんなに小さな体で、
森いっぱいに響くほどの声を持っている鳥たち。
姿が見えなくても、
森はちゃんと、にぎやかで、いのちに満ちていました。
2026年01月17日
美しい淀川(よどごう)
久しぶりに淀川(よどごう)へ。
通行止めも解除されていて、
快晴の、あたたかくて気持ちのいい森でした。
何度訪れても、やっぱり本当に美しい場所。
静かな川面に、木々の影と光が映り込んで、
言葉で表現しきれない美しさです。
登山道には、残雪。
太陽の光を受けて、きらきらと輝いていました。
溶けゆく雪と水、森の呼吸が目に見えるようで、
思わず足を止めて見入ってしまいます。
ちなみに、
屋久島では、川のことを「こ(河・川)」と呼ぶことが多いです。
大川の滝(おおこのたき)のように、地名や名所の名前にこの方言が残っています。
川=「こ」(例:大川の滝(おおこ の たき)・鯛之川(たいのこ)・横河渓谷 (よっこけいこく)など)
淀川(よどごう)もその流れかな。
最高の森歩きでした。
穏やかなヤクザルさん
2026年01月16日
トベラ(扉・海桐花)の実
トベラの実が、ぱちんとはじけていました。
中から現れるのは、粘着質の赤い実。
見た目は鮮やかだけれど、無味無臭で、人間も鳥もあまり好んで食べないそうです。
(ヒヨドリは食べることがあるとか)
この赤い実はとても粘着質で、
きっと鳥の体にくっついて、別の場所へ運ばれていくのでしょう。
食べてもらうのではなく、くっつくことで命をつないでいく。
そんな静かな戦略が感じられます。
トベラは、節分のときにオニ除けとして扉に挟む風習があった植物。
そこから「扉(とびら)」が転じて「トベラ」と呼ばれるようになったと言われています。
独特な匂いを嫌うから、
あるいは火にくべたときの「パチパチ」という音を鬼が嫌うから、
――由来にはいくつかの説があるそうです。
英名は Japanese Cheesewood(チーズの木)。
枝を折ったときの匂いから名付けられたのだとか。
漢字名が「扉」というのが、なんだかとてもいい。
閉じるための扉ではなく、
次の世界へひらく扉のようにも感じます。
実がはじける瞬間は、
まるで小さな扉が、静かに開いた合図のようでした。
【トベラ(扉・海桐花)】
英名:Japanese Cheesewood
学名:Pittosporum tobira
トベラ科トベラ属
常緑低木
原産地:日本、南朝鮮、台湾
2026年01月15日
大好きな、サツマサンキライの花。
大好きな、サツマサンキライ(薩摩山帰来)の花。
庭の中で、ふと見上げると、
手毬のような小さな花が、いくつも咲いていました。
まるいかたちをつくっている姿は、
不思議で、どこか愛らしい。
つる性でグングン伸びて、
高いところまで花が咲いています。
サツマサンキライは、サルトリイバラと同じく地元で「カカラ」
「カカラマンジュウの葉っぱ」、「カカラン葉」などと呼ばれています。
この葉っぱでカカラン団子(ヨモギ団子)を作ったりします。
季節が巡るたびに、
ちゃんとこの姿を見せてくれることが、
なんだか嬉しい。
サツマサンキライの花は、
見つけるたびに、嬉しくなる花です。




