2018年05月22日

先人の知恵と、若者の行動力

最近、島の年配の方と話す機会があり、その話がとても興味深かったです。

赤土のことを『カマツチ』と呼んでおり、なぜかと聞いて見たら、

昔、畑作業するときに、赤土粘土で小さなカマドを作って、

そこでお湯を沸かし、畑でお茶を飲んでいたから。だとか、

風が吹いて欲しい時は、口笛を吹いたり、「ひょいひょいひょい」と言えば、

本当に風が吹いてくるとか。

移住者の人は、高台の景色のいいところに家を建てたがるけど、

地元の人は「そんなところに建てたら、台風で飛ばされるよ」と忠告するも、

そのまま建設して、実際に飛ばされたとか。

では、なぜ、畑の小屋が飛ばさていないのか聞いてみたら

「風の流れを読んで建ててるから、飛ばされないんだよ」と。

雨水が家の敷地に流れ込んで来て困ったから、水の流れを少し掘ってあげたら、あとは自然が手伝ってくれて、

もう家の敷地に雨水は流れてこない。とおっしゃっていました。

移住者は都会生活していた人が多く、こう言った自然に根ざした知恵は知りません。

若者の行動力と、昔から屋久島に住んでいらっしゃる方の知恵が結びついたら、いいですね!!


最近、読んだ、屋久島関連の本二冊。


今年3月に出版されたばかりの

0522もうひとつの屋久島から.jpg


もうひとつの屋久島から
世界遺産の森が伝えたいこと

武田剛/著
フレーベル館

1993年、日本で初めて世界遺産に登録された屋久島。
この自然豊かな島の至る所で、つい40年前まで、広大な原生林が伐採されていた事実があった! 
屋久島の過去・現在・未来に迫る、渾身のドキュメンタリー。


0522島ひと昔語.jpg


古居さんの本は、2013年に2刷りが出版されています。

屋久島島・ひと・昔語り
古居智子 (著), 黒飛 淳 (イラスト)
屋久島エコ・フェスタ
「島・ひと・昔語り」出版にあたって より
www.realwave-corp.com/01top/04/20071201book01.doc
みんなで手分けして収集した聞き取りテープは段ボール箱にいっぱいになりました。
それを文章に起こし、テーマに分けて、さらにさまざまな資料を駆使して肉付けし、
1ヶ月の短い期間でひとつの物語に仕上げていく過程は、昼もなく夜もなく机に向かう日々でした。


『もうひとつの屋久島から』最近の屋久島の自然のこと、ギリギリで保たれた屋久島の原生林。

山小屋、し尿の問題など。屋久島の自然と人間の関わり方について考えさせられます。


『屋久島島・ひと・昔語り』

自然と暮らす人間の知恵が盛りだくさん。

どちらの本も、大変興味深く、こうやって本にしてくださったことに感謝します!

ありがとうございます。

私も、自分にできることを、できる範囲でコツコツやっていこうと思います。





posted by パイン at 19:12| 鹿児島 ☁| Comment(0) | mumu の日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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