2019年07月16日
Otonalaboミニ講座「知床の野生と知られざる古代民族」
昨晩は、Otonalaboミニ講座「知床の野生と知られざる古代民族」を
聞いて来ました。
※チラシの写真は重要文化財に指定された「熊頭注口木製槽」。伏せた状態。
右端にヒグマの頭部が彫刻され、縁にシャチの背びれが刻まれている(羅臼町郷土資料館提供)
チラシより。
北海道の先住民として知られるアイヌ民族ですが、
その文化の前史といわれる「オホーツク文化」を知っていますか?
アイヌの人々は、キムンカムイ(=山の神、ヒグマ)など、 野生動物を神として崇め、
畏敬の念を抱いていました。
その精神は、オホーツク文化期の 人々の中にも息づいていたと考えられています。
オホーツク文化、その知られざる人々の暮らしや精神を切り口に、同じ世界自然遺産である知床について学んでみませんか。
オホーツク文化、初めて聞きました。
火災が起きて、燻されて炭化したの現在も残っている、木製の容器や
魚の骨、動物の骨を使った道具の写真など、とても興味深かったです。
アイヌ文化は、全ての動物が神様という考え方ですが、
それ以前のオホーツク文化では、神様の動物と、
神様でない動物がいて、その違いは、強い動物は神様。
という話も興味深かったです。
また、オホーツク文化は、弥生時代がなく、縄文時代がずっと続いていたとのこと。
シャチやアシカ、ヒグマにオオワシ、クジラ。
北海道の生き物たちに、いつか会いに行きたいです。
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